サッカー歴28年を迎え、プロ選手歴は12年になりました。
これまで良い時もそうでない時もありましたが、年を重ねるごとにサッカーが楽しくなっていってます。
もちろんプロの世界ですので翌年契約非更新となることもあります。契約満了は突然に。。m9(^Д^)プギャー
そんなプレッシャーはありつつもサッカー自体は年々好きになっているのです。
これは決して良い格好しているわけでなく、本心なのです。シンジテクダサーイ( ;∀;)
なぜだろうか?と考えたときに強く思ったことが一つあります。
ターニングポイントとなったのは、大学時代です。
それまでの小中高時代は、親に先生にコーチに言われるまま一日を過ごしサッカーにも取り組んでいたように思います。
それはそれで沢山の知識をいただきましたし、人間的にも成長したと思います。
ですが大学時代は自分の心の中で一気に大人への階段を上った気がします。
そこからずっとサッカーが楽しくて、練習でトライ&エラーを繰り返し試合に臨む。
次の日の練習が待ち遠しく思えてしまう自分に、中学・高校時代の多感でサッカー以外に目を向けていた時期を思うとまるで別人のようです。
前置きが長くなりましたが、僕が言いたかったのは大学時代を機に劇的に変わったこと、それは「自発性」です。
大学生というのは基本的にあれやりなさい、これやりなさい、とは言われません。自分で授業を選択して単位を取得して研究したいことを決めて論文を書く。
サッカー部も似たようなもので、僕の在籍した阪南大学サッカー部は部員が200名超、およそ7チームありました。そんな中で1軍の試合に出られるのは僅かで、普段の練習場所や練習時間も限られています。
そういった状況になるとコーチも一人一人の選手に丁寧に指導というわけにもいかず、自分で考えて自分で決断して自分で実行する。というのが大事になってきます。
新入生のときは4軍スタートでしたが、なんとかプロの選手になれたのは、失敗を恐れず自発的に大学4年間を過ごした賜物ではないかと思います。
新入生の時に高校選手権で活躍し、鳴り物入りで入部した同期もいましたが、4年後誰が成長しプロになれるかなんて全く分かりません。
プロ選手になってからもそうですが、日々成長していかないと高いレベルの環境には残れません。
サッカーが好き、楽しい→常にサッカーのことを考える→目的をもって練習する→苦手・課題にトライする→出来るようになる(成長を実感する)→更にサッカーが好き、楽しくなる。
こんなサイクルになればいいのかな?って考えていて、よく小学校訪問とかでこういった話をさせてもらいます。
基本的にポジティブな考え方の性格ですので、この循環に入るとサッカーのみならず、かなり人生が楽しくなっています。
この人生における考え方のきっかけとなった事については、またいつか書かせていただきます。